聖剣伝説2。
以前に近況報告にも書いたが俺はこのゲームの「少年は荒野をめざす」という曲が死ぬほど好きである(最初の草原フィールド等で流れるやつ
BGMが素晴らしいゲームはそれだけでもう名作となる。BGMが良いだけでまたプレイしたくなる。
初めてこのゲームを購入したのは確か小学2年の時の誕生日。
たしかその翌日あたりが運動会で、それが終わった後我が家に直行してやりまくった事を何故か今でも覚えている。
その日の太陽があまりにも眩しくて、日差しがキラキラ輝いていた事もよく覚えている。でも運動会の記録は全然覚えていない。
この時から「少年は荒野をめざす」は思い出の曲となった。透き通るように綺麗で、穏やかで、幻想的なメロディー。
あれから11年。時代は進化した。携帯電話が普及、その携帯でゲーム音楽の本物そっくりの着メロまで入手できてしまう時代。
そこで俺は、11年ぶりにあの曲に再会した。
この日から、俺の目覚まし着メロは「少年は荒野をめざす」に固定される。目覚めがいつも以上に清々しい。
そして当然のように、聖剣伝説2というソフトをまたやりたくなってしまった。
数ヵ月後、近所のブックオフで箱&取説無しで500円で売られている聖剣2発見。
(同じく箱&取説無しという全く同じ状態で700円で同ソフトが売られていたのだがアレは何がやりたかったのだろうか)
500円か、大学生にこの出費はちょい痛いな・・というわけで買おうかどうか30分ほど歩き回って悩んだ(っていうか普通に安いだろ
ちょっとCDコーナーを回ってみたら、なんとaikoのインディーズ時代のCD2枚が!!
すげぇ!!いまや通販でも入手困難っていうか入手不可能かもしれないこの音源が何故ここに・・!?いったい誰が・・
プレミア付きで4550円という高いのか安いのかわからない値段。
迷ったが、音源自体は兄貴がネットで落としたものが既に手元にあるのでやめておいた。ネットで何でもできる嫌な時代だ。
で、前から欲しかったGRAPEVINEの「OUTCAST(B面集のアルバムです。捨て曲無しと聞いていたがマジで良曲揃い)」が1680円で売っていたので衝動買い。
コレでふっきれた俺は聖剣2も一緒に購入した。
そしてまずはCDを録音してからゲームをプレイ。うわぁ懐かしすぎる。
そして、開始から約5分。思い出の曲が耳に舞い込んできた。「少年は荒野をめざす」だ。
まさかここまで早い段階で聴けると思っていなかったので心の準備ができていなかったのだが、1フレーズ聴き終わるとゲームどころじゃなくなってしまい、涙が出そうになってしまった。
小2の誕生日が蘇った。運動会が終わって嬉しそうに家路に着く自分が蘇った。キラキラの日差しが蘇った。
でも運動会の記録は思い出せなかった。
このゲームはステレオ/モノラルの音声切替ができない。俺のテレビはモノラルテレビであり、このゲームはデフォルトでステレオになっているため、音質が悪く臨場感に少し欠けていたが、それでも充分すぎる感動を与えられた。
なにせ、この曲をまた聴くために再び購入したといっても過言では無い程である。
俺はそれぐらい「少年は荒野をめざす」という曲が大好きである。
話がズレたりなんだりと忙しい前フリでしたが、レビューの本筋に移りたいと思います。
聖剣伝説シリーズは、もともと「ファイナルファンタジー外伝」という事でスクウェアから生み出されたアクションRPGであるが、
2からは完全に一人立ちしてFFとは全く関係が無くなっていると思われる(1はやった事ないのだが)。
本作の聖剣伝説2は、村の少年ランディが「聖剣」を抜いてそこからまぁいろんな旅を始めるというもの。
すごい抽象的に書いたがストーリーは平仮名も多いし子供でもかなりわかりやすいので省略する(何気にセリフは笑えるものが多い)。
当時アクションRPGというものは結構斬新だったし、俺が初めてプレイしたアクションRPGはおそらくコレだったのでかなり燃えた。
戦闘は、アクションRPGだけあり画面は切り替わらず、剣や槍などの武器を駆使しながら自由に動き回って敵に攻撃していく。
まさに王道アクションRPGと言えるのではないだろうか。
パーティはちょっと天然っぽい少年ランディ、気が強いおてんば娘プリム、生意気な妖精の子供ポポイという魅力的な3人。
この3人を序盤からラストまで自在に操作していき育てていくわけだが、常に操作するキャラを変える事ができる上に、2コンがあれば2人同時プレイ、マルチタップがあれば3人同時プレイができるというのがこのゲームの醍醐味だろう。
ランディは魔法は使えないが攻撃力の高い肉弾戦キャラ、プリムはステータスのバランスがよく回復魔法や補助魔法などが使える援護系キャラ、ポポイは攻撃力は低いが様々な攻撃魔法が行使できる魔法系キャラ、といった具合にそれぞれ用途が決まっているので使い分けが大事。
操作中でないキャラでも魔法を使わせることはできるので普段はついランディを使いがちであり、大抵2プレイヤーは補助的な役割ということでプリムやポポイを使わされる。その事でたまに兄弟ゲンカになったりもしたもんだ(今はポポイが好きなのでよく操作している)。
また、このゲームの戦闘の面白さは自由度の高さもそうだが、武器が8種類もあり、魔法の種類も豊富で、これらの要素は使うごとにその熟練度を増していくため育てる楽しみが非常に高い。
武器は剣、ヤリ、斧、グローブ、弓矢、ブーメラン、ムチ、スピアとなっており、それぞれ長所短所、攻撃方法が大きく異なるのが面白い。
例えばヤリは攻撃力が高くリーチもあるが攻撃範囲が狭い、弓矢は攻撃力が高く遠くまで飛ぶがスキが多く複数の敵に攻撃できない等(個人的にはスピア(投げヤリ)が好き、使ってて楽しい)
これら武器にはそれぞれ「武器レベル(武器ランク?)」というものがあり、ボスに勝ったり特定の宝箱を開けたりすると「剣のパワーが アップ!」といったメッセージが表示されて武器レベルが上がり、鍛冶屋で鍛えると武器が強くなるというもの。
威力が高くなるだけでなく、技を使えるようになる。
技はレベルごとに用意されており、当然レベルが高くなるほど技の威力は高まりグラフィックも派手になる。武器レベルを強くすることの最大の楽しみは技の追加だろう。
ただ、技を使用するためにはボタンを押しっぱなしにしてパワーを溜めないといけず、レベルの高い技となると出すのに時間がかかる。
頑張って溜めたのにヒットしなかったり、溜めてる間に他の二人が敵倒しちゃったりした時は少しやる気無くなるかもしれん。
また、このゲームは基本的に簡単である。というよりも、ボスが弱すぎる。
それというのも、ポポイの攻撃魔法が強すぎる上にボスのHPが低く、ボスからの攻撃で致命傷を負うこともそれ程無いため。
ただ、魔法だけで勝っても何も面白くない。ボスはちょろちょろ動き回るやつが多く攻撃が当てにくい事も多いのだが、
そこであえて通常攻撃中心で、技を使ったりして攻めていく事で戦略性のあるボス戦が楽しめるのだ。
ボスが弱い故に、ボス戦は楽しいのかもしれない。
が、ボスよりもっと恐ろしい敵がいる。それはバグだ。
このゲームには致命的なバグが多い事があまりにも有名である。それも「リセットするしかない」という、バグの中でも最も忌み嫌われるタイプの現象が日常起こりうるので、常に緊張してプレイしなくてはいけない。
というか、主にボス戦に気をつけなくてはいけないのだ。
ガキの頃、ボスを倒した後になぜかイベントが進まず、音楽は止まり、移動はできるがボスのフィールドから抜け出す事ができなくなった時、俺は泣いた。この最悪のバグはその後も何度か起こり、俺は恐怖と怒りの葛藤で苦しんだ。
ボス戦でバグる可能性のある条件は、ボスを倒したときにセレクトボタンを押していた時、魔法でトドメを刺した時、倒した直後レベルアップした時の3つ。コレらどれかが当てはまっているとバグる危険性が非常に高い。ボス戦でバグると、前述した通りそこから抜け出せなくなってしまい、リセットするしかなくなってしまうのだ。
ガキの頃はそれを知らず、敵を倒した後ボタンを無茶苦茶押したりする変な癖があったし、攻撃魔法連発という戦法であったのでやはりバグる確率が高かった。
久しぶりにプレイし、バグの原因を知った俺はかなり注意してボス戦に挑むようになり、ボスを倒した後の「やったー!」のメッセージが表示された瞬間は常に心臓がバクバクだったが、それでもクリアするまでに2回ハマった。
ボスを倒した瞬間レベルアップの音がした時は冷や汗をかく(必ずバグる、というわけではないので何とか逃れてきたが)。
それだけでなく、ボスと戦闘中にボスが画面からいなくなってそのまま帰ってこなくなってしまったとかひどいことが起こったりした。
聖剣伝説2をプレイする際には、多少のバグトラウマは覚悟しなくてはいけない。
常にバグの恐怖を背負って進んでいかなくてはならないのだ。正直、クリアしたらもう10年は再プレイしたくない。
こう書いたらかなりやりたくなくなると思うが、本当に名作なのでやる価値は大いにあります。
で、やはり音楽が素晴らしい。なんだか飾らない感じのスマートな曲調が多くて素敵。
「少年は荒野をめざす」は色んな人に是非聴いてほしい、コレを聴くためだけにでもプレイしてほしい最高の名曲です。