DRAGON QUEST5。


今回は、あえて世界でトップクラスの知名度を誇る大作RPGドラゴンクエストをレビューしてみる。

そもそも俺は、皆さん忘れているかもしれないがかなりのドラクエ好きでありかなりのドラクエ通だと自負している。

初めてインターネットを始めた日も、真っ先に検索したのが「ドラゴンクエスト」という単語である。

そしてこのドラゴンクエスト5は、俺がドラクエシリーズで最も好きで最も長く遊んだ作品である。もう家宝に近い。

買ったのは1996年、小2の頃。5の発売年は1992年なので発売日から4年後にやっと入手できた、という事に。

買おうと思ったきっかけは、正月に従兄弟の家でプレイしてからである。いやその時は別に欲しいとは思わなかったのだが、

それから時を経て中古で安かったドラクエ5を見つけ、無性にやりたくなってお年玉で買ったのである。

今になってみると相当古いゲームですな、コレは。本当に思い出深いし素晴らしいソフトです。

ドラクエ5の魅力と言えば、他のRPGには無い衝撃的な展開やシステム。

少年の目の前でモンスターに殺される父、子供から大人へと成長していく時の流れ、人生最大のイベント・結婚。

辛い、辛すぎる体験をしながら仲間とともに成長していき世界の平和を取り戻す主人公。

この壮絶なドラマを見ずして世のRPGを語れようか。いや語れまい、うかつにしゃべれまい。

とくに結婚。コレはもうプレイヤーを最高に悩ませたニクすぎるイベントである。

おてんばで幼馴染のビアンカを選ぶかおしとやかなお嬢様フローラを選ぶか。当然後のストーリーも変わってくる。

ちなみに俺は意外とすんなりフローラを選んだが、一日中悩んだ方もいるのではないのだろうか。

アレほど主人公の気持ちになれる素晴らしいイベントは後にも先にもないだろう。

そして当然、子供が産まれる。選んだ妻によって子供の髪の色が違うのもニクい演出である。つっても違うの髪だけだが。

だが赤子の姿を一目見た後、モンスターの手により両親は石にされてしまい、8年もの時を悔やむ事に。

だが!立派に成長した子供達は召使いのサンチョとともに世界中を探し回り、父を助け出すのである。

 

クァーッ感動や!!ここで感動せずにいられますか!?いやいられまい、いやマジで。

しかも生を受けた時から8年間ずーっと子供達は親に会えなかったんですよあなた!?どんなに寂しかったか。

8年間ずーっとサンチョですよ!?どんなに悲しかったか。

もう子供達と一緒に戦う事になった時は泣いてないけど涙ちょちょ切れもんでした。

そして感動と言えば、主人公の父パパスを殺した最大の敵、ゲマとの再戦。

はっきり言って、ラスボスよりこのゲマの方がメインの敵だと思う。

多くの人がパパスを殺された時「ぜってーこのハゲぶっ殺す」って強く誓っただろうし。もちろん俺もその一人。

いつゲマを葬るイベントが来るかと心待ちにしながらデータが消えたりなんだりしてやる気をなくし、

苦労の末撃破した時には底知れぬ開放感に覆われた。グッパイ、ゲマ・・

とまあホントに最高のストーリーが魅力なドラクエ5ですが、もう一つ大きな魅力なのが仲間モンスターシステム。

というかコレがドラクエ5の醍醐味と言えよう。当時斬新だったこのシステムを考えたエニックスのスタッフはマジ天才である。

今まで戦っていたモンスターがなんと仲間になって一緒に戦ってくれるという。はっきり言って面白すぎ。

コレはホントに燃えた。モンスターによって仲間になる確率は違い、相当戦闘回数を積まないと仲間になってくれない奴も多い。

苦労してついにそのモンスターを仲間にした時の快感がたまらないのである。

仲間にできるモンスターはなんと42種類。全部仲間にすれって言われたらお前、至難の業どころか神業ですよ。

自分ははぐれメタル以外は何とか全員仲間にしました。もうはぐれメタルやってられんわお前。

さて忘れてはならないのは、この5からドラクエシリーズ恒例となった、エンディング後に出現する隠しダンジョン。

ラストダンジョンよりもさらに凶悪な敵が登場し、強力アイテムがざくざく手に入る。燃えます燃えます。

思えば隠しダンジョンはこの5が一番よく出来ていたと思う。6も歴代のドラクエキャラが登場するなど嬉しいおまけは良かったが。

っていうか、7の隠しダンジョンが酷かったと思う。手に入るアイテムはイマイチだし、どこか手抜きくさい。

話が飛んだが、この隠しダンジョンで最も語らなくてはいけないのがエスターク。4に出現したボスがなんとこんな所に!!

こいつを倒すと、倒すのにかかったターンを告げてくるのだが、この事から大きなデマが流れ始める。

その内容は「エスタークを8ターン以内で倒すと仲間になる」というもの。もはや超有名となったデマであり、多くの人が

この情報に踊らされ胸躍らされ、奴を8ターンで仕留めるために苦悩した。

だが実際に8ターン以内で倒すのはかなり難しい。HPを木の実で上げまくるなど相当やりこまないと無理である。

そんな作業ができない自分は最高11ターンで挫折した。

んで、今現在8ターン以内で倒したという話はネット上で溢れているが、当然エスタークが仲間になったという話はない。

もうなんか、このデマ最初に流した奴一回ぶん殴りたい。俺はエスタークを仲間にした夢まで見ちまったんだぞ!!

しかしなぜこの噂、こんなに広がったのだろうか。そう考えるとある意味伝説と呼ぶにふさわしいデマかもしれん。

ゲーム史には、こういう歴史があった方が面白いのかもしれませんね。

さらにこのドラクエ5には、これこそゲーム史の歴史に残るであろう、最強レベルの裏技が存在する。

それが「ひとしこのみ」である。なんと攻撃が全て会心の一撃になりモンスターが必ず仲間になるという、

究極の反則的な禁じ手である。自分もインターネット始めるまで全く知らなかったため、驚愕した。

この裏技の詳細は今なら検索すればいくらでも出てくるが、コレほどゲームバランスをBREAKする裏技は無いだろうと思われるので

実際にやるのはオススメできない。モンスターを仲間にできた時の達成感は完全に失われてしまうため。

と言いつつ自分、ちょっとやってみてはぐれメタル仲間にしちゃったんですが。いやすぐリセットしたが。

そして最後にコレだけは忘れてはならない、ドラクエシリーズ最大の敵。それがデータ消去である。

ほぼ9割、いや10割のドラクエプレイヤーのトラウマになっているであろう、呪いの音楽。

全ての人間達の夢を、思い出を、気力を奪い尽くす、あの音楽。

俺もこの5は、最も冒険の書が消滅した回数が多い曰く付きのソフトである。

たぶん今までに軽く15個ぐらいのデータは消えているのではないだろうか。

しかしアレは本当に怖い。なにせ電源を付けて意気揚々とプレイしようとしたところで、急にいつもと違う大きなウィンドウが現れて、

いつもの和やかな音楽が急に邪悪で禍々しい地獄の交響曲に変わり、「おきのどくですがぼうけんのしょ1はきえてしまいました」

という悪魔からのメッセージがもれなく届くのだから。

この「おきのどくですが」ってのがやけに来るんですよね。

この呪いの音楽は堀井氏のお気に入りらしい・・まあ確かにドラクエの伝統みたいなもんだが。

呪いの音楽が無くなったりしたら妙に寂しい気がするのは何故だろうか。

PS2版ならこんな心配は皆無なんだろうなぁ。それでも俺はSFC版が好きである。

今ドラクエ5をやるなら間違いなくPS2版の方が面白いだろうけど、やはり今の子にも昔の雰囲気を味わってもらいたいものだ。

 

 

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