スターオーシャン。
続編の「スターオーシャン セカンドストーリー」がかなり話題となっていたので、買ってみることにした作品。
どうやら知名度はセカンドストーリーの方が高いらしい。よってこのスターオーシャンは「埋もれた名作」と言えるだろう。
とまぁ、名作と言うのはまぁいいとして、コレを「秀作」とキッパリ言えるかどうかは難しいところ。
非常に面白いのだが、システム面以外の所に目を向けるとかなり物足りない、「あと一歩」で完璧なレベルの作品になれたと思われる惜しい一品。
メーカーはエニックスだが、主にトライエースが制作に関わっている。
トライエースとは、ヴァルキリープロファイルなどのシステム面が高く評価されているソフトを生み出してきたメーカーである。
このスターオーシャンも他のソフトには無い独特の戦闘システムが満載で素晴らしい。
スターオーシャンの戦闘はアクションRPGに近い要素を持ち、戦闘画面ではリアルタイムでキャラを操作し、技や魔法を使ったりして戦う。
どれに近いと言えば、ナムコのテイルズシリーズが挙げられる。
キャラ達はレベルが上がると能力が上がるだけでなく、「スキルポイント」も上がっていく。
このスキルポイントを振り分けて「スキル」を修得していく。このスキルシステムこそスタオーの醍醐味。
スキルを修得すると能力が上がっていき、さらに料理が作れるようになったり武器を作る事が出来たり色んな効果のある音楽が作れたりと色んな事ができる。
アイテムに関するスキルだけでなく、命中率や攻撃力が上がる戦闘スキルなどもある。
最も注目のスキルは「リンクコンボ」。技をどんどん繋げてコンボにできるという素晴らしいスキルである。このスキル一つで戦闘の楽しみが大きく増えるのだ。
技の種類も豊富で、ボイスも入っていたりと、飽きさせない戦闘が魅力。
まだまだ面白い要素は盛りだくさんで、たとえばこのゲームには当時は画期的であったオムニバス形式のシステムが用意されている。
仲間達と町の中で会話ができる「プライベートアクション」システム、
プライベートアクションやストーリー中の選択肢によって仲間になるキャラなどが変わるストーリー分岐、
プライベートアクションでの選択肢によりキャラとの相性の変化により結末が変わるマルチエンディング。
コレにより何度でもプレイしたくなるのだ。
ただ、その分クリアにかかる時間は非常に短い。初回プレイでも20時間ほどでクリアできる。2回目のプレイでは15時間以内で余裕。
もうちょっと長くしてもよかったなーと思う。プライベートアクションも多くないし。
戦闘システムも最初はなかなか難しいが、慣れてくるとノーダメージ攻略も日常茶飯事になっていく。プレイする度に面白くなっていくのである。
レベルもなんと255まで上がるし、隠しダンジョンもあったりととにかく長く遊ばせてくれるゲーム。
しかしこのゲーム、ものすごく根気が必要な上にバグが多い。
プライベートアクションを終えた後に仲間が全員消えたり、ゲーム画面がおかしくなって止まったりと極悪。このバグの多さはスタオーシリーズの伝統とも言える。
そして、ストーリー要素はさんざん言われているがそのとおりダメダメ。
急すぎる展開や適当っぷりが非常に目立ち、クリアした頃にはストーリーに思い入れなど全く無いであろう。
まぁなかなか笑えるセリフは多いのだが・・
あと容量の関係でイベントが入らず、形だけ残ってしまったダンジョンも多く存在する。入ろうとしたら「今はまだ関係なさそうだ」などと言われて出るハメになり、その後も結局入れるような事はなかったり。非常に惜しい。
というわけで、このゲームをやるならストーリーの稚拙さ、バグの多さといった欠陥を気にせずシステム面だけを重視してプレイするのが鉄則である。
実際、それらを気にしないでやればかなり面白い。SFCソフトはやはり面白いソフトが集まっていると改めて実感させてくれる。
ちなみに、俺のお気に入りはシウスです。彼の戦闘スタイルは非常に豪快で声もイカす。技も面白いものばかり。
ただ、他のキャラと比べるとあんま強くないねぇ、シウス・・
フィアとティニークはまさに救世主と呼ぶにふさわしい反則的な強さ。